壁紙の張り替えは高い?相場や失敗の対処法について解説!

公開日:2023/02/15  


経年劣化で壁紙の汚れやカビが気になる、部屋の雰囲気を変えたいなどで張り替えを検討する人は多くいるでしょう。張り替えは業者に依頼するかDIYするかによって、費用は大きく変わります。また、単価の高い壁紙を選ぶことでも費用は高くなる場合もあります。本記事では、壁紙の張り替えの相場や失敗例についてご紹介します。

壁紙を張り替えるのに最適なタイミングとは

壁紙を張り替えるタイミングは10年ほどです。ただし、トイレや洗面台、キッチンなどの水廻りやペットのいる家庭、タバコを吸っているなどの場合、目安の10年よりも早めに張り替えになる場合があります。そのような家庭ではなく、10年経たずに張り替えしたほうがよいタイミングは、壁紙の汚れが目立つ、日焼けしている、剥がれている、カビがある、機能性の低下などです。

さらに壁紙のつなぎ目が分かるようになってきた場合も、張り替えをする時期にきたと頭に入れておきましょう。壁紙の不具合に限らず、気分を変えたいときも張り替えの目安になります。

張り替えをするよい点

壁紙の張り替えすることで、さまざまなメリットを受けられます。築年数の経った住宅の壁紙は消臭や防水などの機能が低下しているため、部屋のにおいが気になったり濡れると壁紙がダメになったりする場合があります。新しい壁紙に変更することにより、機能性が向上されて清潔感のある住まいを保てます。

また、下地を守りダメージを防ぐ効果も期待できます。もちろん、家全体の雰囲気が明るくなったり綺麗になったりすることで、快適な部屋が完成する点もメリットといえるでしょう。

張り替えにかかる時間と費用相場

それでは張り替えをするのにかかる時間と費用について見ていきましょう。

張り替えに必要な時間

6~8畳程度の面積であれば、1~2日ほどで張り替え作業は終わります。しかし、3LDK以上になると、1~2週間ほどかかる場合があります。作業当日までに、張り替え作業の邪魔になる家具などを片づけておきましょう。スムーズに作業ができて時短につながります。

費用相場

6畳ほどの場合にかかる費用は4~8万円です。1㎡あたり1,000~2,000円ほどの相場であり、3LDK以上の家全体をリフォームすると、50万円以上かかる場合もあります。壁紙の張り替えを業者に依頼したとき、さまざまな費用が発生します。養生シート、下地・古い壁紙の処理、大型家具の移動などの費用がかかります。中には補修費が必要になるケースもあるため、見積もりで詳しく確認しておくと安心です。

費用を抑えるために

壁の面積が広いほど費用は高くなります。100万円を超えた人もいるほど、壁紙作業の費用はかかります。少しでも張り替えの費用を抑えるコツは3つです。

まず壁紙は単価を抑えたものを選びましょう。多くの壁紙にはスタンダードとハイグレードがあります。ハイグレードのほうが性能やデザイン性などが優れていますが、その分費用も高くなります。費用を第一に考える場合は、ハイグレードではなく単価の安いスタンダードを選択して料金を抑えます。

次に家具の移動は自分たちで行いましょう。先ほども紹介しましたが、作業費の中に家具の移動費が含まれることがほとんどです。自分で移動できるものは自分で行い、作業員の負担を減らして追加費用が発生しないよう気をつけましょう。エアコンなどの専門的な取り外しが必要になる場合は、自分で無理に行わずに専門の事業者へ依頼します。

最後に修理はまとめて依頼して費用を抑えましょう。壁紙の張り替えの時期は、ほかの部分などの不具合が気になることがあります。別々で業者に依頼できますが、その都度出張費などが発生するため、費用が高くなります。まとめてリフォームを依頼することで、費用を抑えられるでしょう。

壁紙のDIY

自分自身でDIYするのがもっとも費用を抑えられます。昨今では、賃貸住宅でも張り替えができる壁紙や初心者でもはじめやすい壁紙が販売されています。さらに張り替えに必要な工具がセットで売られているなど、誰でも簡単にできるようになっています。少ない面積であれば問題なくできる可能性があります。

しかし部屋全体の張り替えになると、難易度は一気に高くなり失敗のリスクも上がるでしょう。失敗を避けたい、綺麗な仕上がりを希望する場合は業者に依頼しましょう。

壁紙張り替え時に起こりがちな失敗と防止策

張り替えのDIYは人気ですが、張り替え時に失敗が起きやすいデメリットがあります。以下では、ありがちな失敗と防止策をご紹介します。

凹凸ができた

壁紙ののりが乾く前に触ったことで、シワになる場合があります。本来、作業した後は、凹凸ができているため浮いているように見えます。浮いてしまったと勘違いをして、自分の指で押さえたことでシワができるケースが多々見られるのです。

対策として、張った後は触れないようにしましょう。また、下地が凸凹していることで張り替えが失敗する場合もあります。そうしたときは、パテを使い下地を処理しましょう。

空気が入る

もっとも多い失敗が壁紙に空気が入ることです。狭い範囲であれば、空気の入りは少なく済みますが、広範囲の張り替えだと空気が入りやすくなります。ヘラなどの道具を使いながら、壁紙を貼ることで空気を防ぎます。

まとめ

壁紙の張り替えは業者に依頼と自分でDIYする方法があります。費用を抑えたい場合は、DIYがもっとも安く済ませられます。しかし、はじめてDIYする人は上手に張り替えができず失敗する可能性が高いため、注意が必要です。張り替えができたとしても、綺麗な仕上がりにならない場合もあるので、不安な人はプロの業者に依頼しましょう。

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