和室から洋室にチェンジ!費用やリフォーム方法とは

公開日:2023/03/15  


和室の雰囲気もよいけれど、木の温かみを感じられるフローリングにチェンジしたいとき、2種類の方法でリフォームできます。ただしメリット・デメリット、さらには費用も大きく変わるため、それぞれの方法を理解する必要があります。本記事では、畳からフローリングに変更する方法や費用について解説します。

畳からフローリングに変えたい!変更の方法は?

畳からフローリングに変更する方法は主に2種類あります。張り替えと敷き替えがあり、それぞれにメリットとデメリットがあるため、特徴を把握したうえで選ぶことが大切です。どのような特徴があるのか、以下で詳しく解説します。

張り替え

張り替えは、畳を取り除いてフローリングを張る方法です。畳を剥がすことで、美しい仕上がりになります。張り替えのおすすめポイントは次のとおりです。

・湿気やカビの発生リスクを抑える
・下地補修や断熱材を入れられる
・和の雰囲気を楽しめる

一方で張り替えのデメリットは費用がかかることと賃貸住宅では張り替えができない点です。さらに、リフォーム期間が長めなこともデメリットのひとつです。6~8乗ほどの畳部屋をフローリングに張り替えする場合、1~2日の工期が必要となります。

またDIYで張り替えをすることも可能ですが、ダメージを受けた下地交換、高さをそろえるなどの細かい作業が発生するため難易度は高めです。リフォームだと工期もより長くなるため、リフォーム業者に依頼するほうが無難でしょう。

敷き替え

敷き替えは畳を剥がさないで、上からフローリングを敷く方法です。畳を剥がす張り替えよりも手間がかからない作業なため、DIYでも取り組むみやすいでしょう。敷き替えのおすすめポイントは次のとおりです。

・住む場所を選ばない
・費用を抑えられる

敷き替えはフローリングを敷くだけなので、賃貸住宅でも気軽に畳からフローリングに変更できます。また、フローリングデザインのクッションフロアやカーペットなどは安い費用でそろえられます。そのため、DIYであれば張り替えよりも費用を抑えられるでしょう。

また工期についても半日または1日ほどで完了するので、スケジュールに余裕のない人におすすめです。ただし、畳の上から敷くだけなので、畳が傷みやすくなるデメリットがあります。さらに、見た目の美しさも半減したり床に厚みができてつまずきやすくなったりするなどのマイナスポイントもあります。

洋室にチェンジするにはどれくらいの費用がかかるの?

和室から洋室に変更する場合、費用はどのくらいかかるのでしょうか。一般的なフローリングの変更は6~8畳で10~35万円ほどです。ただし、張り替えと敷き替え、どちらの方法で行うかによって費用は異なります。

張り替え方法の費用

張り替え方法でフローリングにした場合にかかる費用は6~8畳で10~25万円ほどです。ただし、フローリングの材質や性能などによっても費用は変動するため、事前にどのくらいかかるかリサーチすることが大切です。天然木から作り出す無垢フローリングでリフォームした場合、6畳で25万円程度かかりますが、集成材などに天然木や化粧シートなどを張った複合フローリングだと18万円ほどです。自然素材で香りや肌触りなど、木のぬくもりを感じられる無垢フローリングの方が高くなる傾向にあります。複合フローリングは温度や湿度に左右されにくい特徴があるため、特徴から素材を選びましょう。

敷き替え方法の費用

自身でDIYして敷き替えをする場合、ウッドカーペットであれば6~8畳で2~6万円ほどで完成します。ウッドカーペットは表面にフローリングに近い木材を使用しているため、見た目は本物のフローリングに近いでしょう。

一方、クッションフロアだと3~5万円ほどです。クッションフロアによって価格は変わりますが、1mあたり1,000~3,000円程度で購入できます。踏み心地は柔らかいため、本物のフローリングに近い硬さを求めているのであれば、クッションフロアは適していないでしょう。

ただ、撥水加工のタイプもあり、小さい子どものいる家庭では飲み物をこぼしてもサッと拭き取るだけで掃除を終わらせられますよ。ウッドカーペット、クッションフロアの敷き替えをリフォーム業者に依頼した場合、6~8畳で8~15万円ほどの費用が発生します。

フローリングに変更する際の注意点

畳からフローリングに変更することは、見た目の変化や木の雰囲気を楽しめるなどのポイントがあります。しかしフローリングにする場合、気をつけなければいけない点があるので、ご紹介します。

防音性が弱くなる

一般的にフローリングよりも畳のほうが防音性は高いため、フローリングに変更することで防音性が劣ります。とくにマンションでフローリングに変える場合、下階に音が響かないよう注意する必要があります。

冷えやすくなる

フローリングは畳よりも断熱性が劣化するので、冬場は足元が冷えやすくなります。冷えを軽減する方法として、断熱材を加えたり床暖房を導入したりするなどがあります。

まとめ

家全体の雰囲気を考えて、和室から洋室にプチリフォームをしたい場合もあるでしょう。フローリングへの変更は自分でDIYまたはリフォーム業者へ依頼する方法があります。見た目の美しさや本物の木の温もりを気にせずに費用を第一に考える場合は、敷き替えによるDIYがよいでしょう。一方、見た目の美しさを重視する場合は張り替えを業者に依頼するのがおすすめです。

おすすめ関連記事

検索

【NEW】新着情報

名古屋市で水回りのリフォームが得意な会社としては、株式会社サンリツホーム、大和ハウスリフォーム、積和トータルサポート株式会社がおすすめです。 水回りは毎日使用する重要な場所なので、快適な生活

続きを読む

リフォームを考える際、気になるのはアスベスト問題です。2022年4月1日から施行された法改正で、リフォーム工事前のアスベスト調査が義務化されました。本記事では、リフォーム前のアスベスト調査に

続きを読む

2階にもトイレがあれば便利なのに…と思う方も多いでしょう。しかし、2階にトイレを増設する際、具体的な費用や工期、設置場所など悩みが尽きません。本記事では、2階にトイレを増設する場合の費用相場

続きを読む