リフォームで書斎やワークスペースを作るならどれくらいの広さが必要か

公開日:2023/01/15  


近年在宅でテレワークをする人が増え、それにともなって自宅に書斎やワークスペースを作りたいという要望が増えています。書斎がない状態から、書斎を作るにはどれくらい広さが必要なのでしょうか?また、リフォームでどのような書斎を作ることが可能なのでしょうか?今回は、リフォームで書斎を作るコツをご紹介します。

書斎・ワークスペースの役割と種類

書斎やワークスペースというと、どんなものを想像しますか?近年の書斎の役割や種類について解説します。

書斎・ワークスペースの役割

書斎は、1~3畳ほどの小さな個室のことを指します。昔は、文化人や文豪などが執筆の際に集中して作業するための部屋といった意味合いがありましたが、現代の書斎はさまざまな用途で利用できる小さな個室というような意味合いとなっています。読書、書き物、仕事、趣味などに利用でき、利用方法はひとそれぞれです。最近では書斎のことをワークスペースと呼ぶことも多いです。

書斎の種類

書斎というと、どのようなものを想像しますか?中は広くなくとも個室になっていて、本棚や仕事に関するものが置いてあるといったイメージを想像する方が多いでしょう。しかし、リフォームで書斎を作るとなると、もともとあった間取りから広いスペースを確保し、個室を作れるかが問題になってきます。間取りや広さの関係上難しい場合も多く、書斎を作るのを断念するケースも多くなっています。そのため、近年は個室タイプではなく、広いスペースがなくても作ることができる簡易的な書斎が増えています。

・個室タイプの書斎

個室タイプの書斎は2、3畳ほどの広さをとることが多いです。独立した個室なので、ほかの部屋の生活音が気になりにくく作業に集中できます。在宅勤務中にリモート会議をする時など、後ろに家族が映りこんだり、子どもの声で音が聞こえにくかったりするなどの心配が少なくてすむでしょう。個室の書斎のデメリットは、リフォームで間取りを変える場合スペースをとることと、リフォーム料金がかかることです。また、書斎として個部屋を作ったもののあまり活用できず物置になってしまう可能性があります。逆に個室にこもってしまい、家族との時間をとるのをおろそかにしてしまう可能性があるのもデメリットといえるでしょう。

・簡易的な書斎

簡易的な書斎は、パーテーション、棚、カーテンなどで仕切りを作った半独立的なスペースのことです。作業に集中したい場合は、目隠しなどで視線を隠すことで作業に集中しやすい環境を作るとよいでしょう。個室ではないので防音性はありませんが、新しく冷暖房などの空調を設置する必要がないので、リフォーム費用、光熱費を抑えることができます。デメリットは、個室より防音性が低い、集中しにくいなどがあります。

・オープンなワークスペース

リビング、寝室、廊下などの空いたところに作るスペースのことを指します。テーブルやイスを置く、家具を移動するなどで簡単に設置できるのが魅力です。家族の様子を見ながら仕事や作業ができる反面、防音性はなく、集中できない場合もあります。

書斎・ワークスペースを作るならどれくらいの広さが必要なのか

書斎やワークスペースを作るのに、実際どれくらいのスペースが必要なのでしょうか。広さや用途によってどれくらい必要なのか解説します。

半畳

半畳は狭い反面、落ち着いて集中しやすいというメリットがあります。机やイスをぎりぎり置けるくらいのスペースなので、本や趣味のものをたくさん置くには狭いです。半畳はリフォームする際に押し入れや階段下を書斎にするなど、元あった間取りから大きな変更なくリフォームが可能な広さになっています。

1~2畳

幅の広い机を置くことができたり、2人並んで作業をできたりする広さです。大きめの机を置いたり、本棚を置くことができたりします。

3~5畳

個室タイプの書斎が欲しい方におすすめの広さです。リモートワークで仕事に使ったり、趣味のものを置いたりするほうに向いている広さで、ソファも置けるぐらいの広さがあります。リフォームでこの広さを確保するとなると、納屋を改造したり、使っていない部屋をまるまる書斎にしたりするなどといった場合が考えられます。

6畳以上

6畳以上あると机を2台置く、打ち合わせのテーブルやソファを置くことが可能です。複数人で利用できる広さです。

おしゃれな空間に仕上げるには?

書斎を作るのであれば、お気に入りのものを置いたり、作業しやすいインテリアを置いたりして居心地のよい空間を作りたいですよね。書斎をおしゃれな空間にするコツを解説します。

作業する内容に合わせたレイアウトにすること

書斎で何をするのか、目的を明確にしてから家具のレイアウトを考えましょう。仕事がしやすいように机を壁につけるのか、趣味で使うのでいろいろな角度から使いやすいように机を部屋の中央に置くなど決めておきましょう。

自分好みのインテリアにすること

書斎を作る際は、自分の好きなインテリアをそろえるとよいでしょう。個室タイプの書斎なら、好きなものに囲まれた部屋にすることもできます。オープンタイプのワークスペースであれば、続く部屋とのカラーやテイストを合わせるとごちゃごちゃしないでおしゃれな印象になります。

机の上はすっきりさせること

素敵なインテリアを揃えても、机の上が物であふれていては、おしゃれとはほど遠い空間になってしまううえ、作業もしにくくなってしまいます。書斎を作る際は、書類や文房具などを収納できるインテリアを準備するのがよいでしょう。机の上はすっきり整理整頓した上で、お気に入りの小物などを置けば書斎が居心地のよいスペースになりますよ。

まとめ

書斎を作るには、ある程度スペースが必要だったり、リフォーム資金が必要だったりします。自分の住まいに合った書斎を作りましょう。せっかく仕切られたスペースなので、インテリアにこだわって居心地のよい空間を演出すれば、落ち着く自分だけのスペースが作れます。書斎で作業する時間が長い場合は、イスやクッション、机などにお金をかけると体の負担が軽減されます。

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